超音波検査

ブログ記事にすることで私が勉強したことを何処でもみれるようにまとめてみました。

大動脈弁狭窄症

大動脈弁狭窄症(aortic stenosis:AS)とは大動脈弁が硬化し、狭窄する弁膜症です。

原因は大きくわけて

①リウマチ性←頻度は減少している

②先天性2尖弁

加齢に伴う動脈硬化←高齢化に伴い増加している

 

“心臓の変化”

大動脈弁が硬化して開かないことで左心室に慢性的な負荷(後負荷)がかかります。

後負荷を減らすため代償性に左心室が求心性肥大をきたし、ASが進行すると、どんどん後負荷が上昇し、しだいに壁運動が低下や心筋の繊維化などがおこり心不全の原因になります。

 

心エコーでの重症ASの定義

・最高大動脈弁通過血流速度(peak aortic jet

 veiovity:AoV)

・平均大動脈弁圧較差(mean aortic pressure

 gradient:mPG)

     AoV:4.0m/sec以上

 mPG:40mmHg以上

 ※心エコー検査でのmPGは心臓カテーテル検査

 でのLV-Ao圧と良好な相関があると言

  われています。

“心エコー検査のポイント”

 

①B-モードで硬化した大動脈弁を見つける

 ・弁が3枚なのか、2枚なのかよく観察する

 ・二先弁のときはドーミング逸脱所見がな

  いか確認と上行大動脈径が拡大の有無を

  確認する

 ・planimetry法は描出不良の時は計測しない

  ほうがよい

②左室流出路径の計測

 ・収縮中期の時相で弁直下を計測

 ・流出路は楕円なのでなるべく大きくとる

③左室流出の血流速(パルスドプラ:PW)

 ・弁に近いと加速血流まで記録してしまうの

  で注意

④大動脈弁の血流(連続はドプラ:CW)

 ・多方向から角度に注意して記録(右胸壁ア

  プローチなど)

 ・大動脈内の血流がよく表示されるところで

  記録する。

 

私個人的に検査していて思うことは、AVAを連続の式で求める時に、PWとLVOT径で求めるSVを気をつけて計測しないと、正確な弁口面積が求められないと思います。

LVOT径でかなり弁口が変わってくるので要注意です。

検査機器によっては3D計測で求めたSVを利用して弁口面積を求める方法があります。